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DANCE OF DEATH

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星のしずくを拾い集めて -鉱物アクセサリー-

本日、仙台アエル1Fに入っている丸善に立ち寄った際に偶然こちらの展示会を発見しました。



鉱物、このメインビジュアルから水晶の原石を使用したアクセサリーの展示販売と見受けられますが、実際には鉱物を使用した作品以外もたくさん展示販売されており、非常に見ごたえがありました。

私が最も印象に残ったのは、タイトルにある「鉱物」を使ったアクセサリー以上に、以下の「ローマングラス」を使用した作品でした。 


ローマングラスとは、古代ローマ、それも帝政ローマ時代に量産されたガラス製品のカケラです。多くは長い時を経て海に沈んだり流れたりして割れて角が取れ、その状態で浜辺に打ち上げられたりして発見されます。言うなればシーグラスの年代物・高級品です。無論古代に作られたガラスなので透明度は低く気泡も入りまくりで不純物も多いのですが、それが逆に良い味になっていたりします。特に不純物が高温で熱せられそのまま製品となり、割れたが故に現れる玉虫色のような美しい輝きなんて、むしろ現代のガラスには絶対に出せない趣きで引込まれてしまいます。 


貝殻のガラスの良いとこ取りのような景色。また、これは取っ手だったな、これは縁の部分だな、ここは底だったなと元の形を推測できるものもあり、それをアクセサリーのパーツにするということは、歴史そのものを身に着けるとも言えます。まさにロマン! 


古代ローマ時代のガラス製品のカケラをトップのパーツにしたネックレス。こうしてアクセサリーパーツにできるくらいたくさんあるということは、それだけローマ帝国が広大かつ手工業が盛んだったということ。それを今こうしてアクセサリーにできるなんて、時代を超えた「ハンドメイド」というわけですね。 ということで、思いがけず古代史に思いを馳せられる展示会でした。

1月14日まで開催中とのことなので仙台市民は是非見に行ってみて下さい。
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