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DANCE OF DEATH

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風少女XI


本日、福島を拠点に活動する人形作家の大竹京さんお創作人形教室のグループ展「風少女XI」を見に行ってきました。会場は昨年と同じ東北電力グリーンプラザ。昨年は5月末~6月頭と春の開催でしたが、今年はちょうど1年ずれて夏開催となりました。
 
それにしても、教室の先生である大竹京さんも含め総勢30名の人形作家の作品を一度に見られるのに無料なんて太っ腹にも程がある展覧会です。尤も、今日は開催最終日で、しかも終了時間の1時間前というギリギリに滑り込んでしまったために場内の多くの鑑賞者がおり、昨年どどゆっくり見ることができなかったのですが。しかし場内にいた鑑賞者は小学生くらいの子供から高齢者まで多種多様で、仙台人の人形偏差値の高さが伺えました。みんなよい審美眼してる。
 
今回真っ先に目に付いた作品はこれ↓


仮面!ほらやっぱり人形用の仮面は需要あった!と改めて確信しました。


でも顔全部を覆うほどの隠蔽率ではなく、目の周りや口元など、その人形ならではの顔立ちを隠さない程度の面積でないとなとも思いました。近くによって仮面を着けた人形の顔を見れば一目瞭然です。






あと人形一体を一つの作品とした場合、人形そのものの造型だけでなく、衣装も重要な要素だなと思いました。こうした創作人形のスケールはだいたい人間と比べて1/4~1/3くらいだと思うのですが、そのサイズ感を損なわないよう、自然に見えるよう「薄い布地」をまず見つけなければならず、さらに人形のスケールや雰囲気に合ったデザインの衣装を縫製しなければなりません。たぶん衣装も各人形作家さんの手作りですよね?そうなると、粘土彫刻の造型力だけでなく縫製の技術も必要となり、一作品における労力はとんでもないことになります。あと人形はだいたい石粉粘土製だから塗装もしないといけないし、髪の毛の処理もしなければならない…なんて難しい作品ジャンルでしょうか。
 
以下は先生の大竹京さんの作品です。










やはり先生の作品は格が違うと感じました。もう人形の造型も髪の毛の処理も衣装も完璧です。特に人形の造型なんて、石粉粘土製だと分かるのに、下に骨格があることすら”分かる”彫刻で、実に生き生きとしていました。

 




こちらはフライヤーのメインビジュアルに使用された人形ですが、フライヤーとは首の角度が違います。球体関節を持つ人形は、可動部分を動かすことで纏う雰囲気がガラっと変わるのも魅力ですね。本当に良いものを見せて頂いたという満足感でいっぱいでした。
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