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DANCE OF DEATH

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ドールショウ61に出展してきました

本日、東京都立産業貿易センター 浜松町館にて開催された「ドールショウ61」に出展してきました。私のスペースに足を止めて下さった皆様、作品を購入して下さった皆様本当にありがとうございました。

今回のスペースはこんな感じでした。







ただ、結論から言うと売上はドール用アイテムを製作してから今までで最低金額および点数でした。理由は明白で、出展者も来場者も少なかったから。どんなイベントでも当日欠席するサークルさんはいますが、今回はもう目に見えて多く、実質サークルのスペース同士もソーシャルディスタンスを保っている状態といっても過言ではありませんでした。

そして来場者も今年1月のドールショウに比べたら本当に少なく、コロナ禍におけるイベント開催がいかに難しいかを実感しました。まあ感染が心配で出展できない、参加できないというのが一番の理由だったのでしょうが、そもそも社会に不安と疑心暗鬼が蔓延している中、純粋に趣味や創作を楽しむ気持ちになれない…というのもあるのではないかと思います。

そんな感じだったため、年内に予定されてるドールショウに出展するか否かはまだ検討中です。予定では今日の売上の中から次回の出展料をねん出するはずだったのですが、次の出展料どころか交通費と出展料を回収できない大赤字だったもんで。


なお、なけなしの売上金ですぐ近くのサークルさんか製作・販売されていた真鍮製のスチームパンク・ゴーグルを購入してしまいました。SDのヘッドに合わせたものでしたが、ご覧のとおりなめこにピッタリ!こうなったらこの普通なめこをスチームパンクスタイルに着せ替えてみようか。
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クトゥルフ展2


んふんふ(急遽前日に思い立ち、フィンランドのフォークメタルバンド・コルピクラーニの来日公演を見るために上京しているのですが、そのライブの前に浅草橋の卸商センターにて開催されていた「クトゥルフ展2」に滑り込みで行ってきました。)

このイベントは、H.P.ラブクラフトから始まる「クトゥルフ神話体系」をモチーフとしたハンドメイド作品に特化した展示即売会です。このイベントのことは偶然Twitterのタイムライン上に挙がってきた情報で知ったのですが、このコロナ騒動でも中止せず決行するとのことだったのでライブ前に滑り込みで見に行くことにしました。










出展されていた作品は、あみぐるみ、イラスト、ガラス工芸、造型、ゲームブックと多種多様で、このような飴細工の実演販売もありました。やはりコロナの影響か欠席しているブースもあり出展ブース数も参加者も少なくこじんまりとしたイベントになってしまっていたのですが、それでも作品自体は非常に見ごたえがありました。東京の下町のお祭りにありそうな飴細工に実演でお祭り感一切なしのクトゥルフの邪神たちが出来上がっていく様はなんともシュール。クトゥルフモチーフの作品は世界中で作られているでしょうが、その場で形を作る飴細工はまず日本にしか存在しないでしょう。


んふんふ(ライブ前で荷物を増やせなかったため買い物したのはネクロノミコンの印のみでしたが、他にも錫や真鍮を使用した金属の造型作品がたくさんあり物欲が刺激されました。私も在庫を抱えるくらいクトゥルフモチーフの作品ができたら次回以降参加してみたいです。)

クトゥルフ神話~ラヴクラフト傑作選1 まだ見ぬカダスを夢に探して



新クトゥルフ神話TRPG ルールブック (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

第77回杜プラ

んふんふ(今日は模型製作イベントの「杜プラ」に参加してきました。実はいろいろとクソ忙しかったのですが、今回の会場がなんと家から徒歩10分程度のところにある地元の公民館!もう忘れ物をしても余裕で取りに戻れるレベルです。毎回この公民館で開催されたらいいのに。今回主に作業したものはこちら)


んふんふ(「ケロロ軍曹」のメディアミックスの一つ「ケロロパイレーツ」シリーズの「破壊王タママ」の乗り物「タマホーン」ですぅ~。でもこれ、パイレーツというよりバイキングなデザインですぅ~。ボクって北欧系?)

※小桜エツ子さんの声で脳内再生して下さい。

これは今年の正月に家から徒歩20分ぐらいとちょっと離れたところにある模型屋で定価より安く販売されていたので軽い気持ちで購入しました。この模型屋は中古の未組み立てプラモデルの買取と販売も手掛けているお店で、完全な新品と中古が一緒に並べられているなかなかカオスで面白い品揃えだったりします。これは新品でしたが、もう発売されて随分経つので値下げされたのでしょう。


んふんふ(杜プラがどんなイベントかというと、参加者それぞれが組み立てたいキットを持参し、開催時間一杯までそれを組み立て、最後に完成品を一つのテーブルに並べて記念写真を撮るという、ただそれだけの、本当に模型を製作する「だけ」のイベントです。製作中に同じテーブルに着いている他の参加者の方とお喋りすることもありますが、如何せん細かい作業が伴うので無言でもくもくと作業する人の方が多いかもしれません。開発系のイベント風に言うなら「もくもく会」みたいなものです。じゃあ家で模型を作るのと何が違うのかと思う方もいらっしゃるかと思いますが、家で作業をするとその間にどうしても雑事が入るし、それによって気が散ります。だから敢えて家とは違う環境の、それも他の人の「目」があるところに行き、適度に緊張感のある環境で作業することに意味があるというわけです。例えるならフリーランサーがわざわざコワーキングスペースやカフェ、ファミレスに行って仕事をするようなもんですね。)




んふんふ(わざわざ金型に「ケロン人」ってモールディングされてるのが可笑しいですね。つまり体は全員共通で成形色だけ違うということ。あらかじめ関節をはめた状態にしてランナーを切り離すだけで各関節を動かせるようにしている親切な作りです。きっと子供に配慮しているのでしょう。)


んふんふ(とりあえずタママ二等兵本体完成ですぅ~!) 










んふんふ(Twitterをやりながらわりとゆっくりめに組み立てていたのですが、なんと10:30に開始し12:30前に完成してしまいました。イベント時間は17:00までなのに。) 


ということで、午後からは作りかけのガレージキットの作業を進めました。やったのは、既にサーフェイサーを吹いた状態のキットのパーティングライン消し。これ、地味ながら何気に面倒なんですよね。幸い気泡の少ないキットなので気泡消しの作業に手こずることはなさそうですが。


同郷(秋田県横手市)のフィギュア原型師の故・最上谷栄樹さんの遺品の作りかけのガレージキット「モンスターハンターポータブル3rd ロワーガ装備 双曲剣ロワーガ」。さすが安藤賢司さんが原型を担当したガレージキット、気泡もなければ歪みもなく分割面に隙間すらない。


接着剤も使わない、分割面に穴を開けてパーツをアルミ線で連結しただけで自立しました。他の細かいパーツも、バリ取りしただけでまるで吸い付くように他のパーツに合います。これは凄い。




こうしてガレージキットの作業をしていたら17:00になり作業終了!最後に机を片付けてイベント中に組み立てた作品を並べます。 んふんふ(杜プラではどうやらロボット系の作品が多いようなので、次回は私も何かロボットものを作りたいですね。昨年からトランスフォーマーにはまったので、風雷模型のキットをいつか作ってみたいですが、出来が良い分結構なお値段なんですよね…)。


プラモコレクション 破壊王タママ タマホーン (ケロロ軍曹)



ケロロパイレーツ ケロロ軍曹特別訓練☆大コウカイ星の秘宝! (3)    (角川コミックス・エース 269-3)



TF FLAME TOYS 風雷模型 ドリフト



Flame Toys 風雷模型 トランスフォーマー スター・スクリーム

「ショーン・タンの世界展」in石森漫画館

ワンフェスから帰ったその足で、かつほぼ徹夜状態で石巻市にある石ノ森章太郎先生をフィーチャーした美術館「石森漫画館」にて開催されている「ショーン・タンの世界展」を見に行ってきました。開催が2月11日だったので滑り込みで間に合いました…。






石森漫画館は北上川の中州に建設されており、そのデザインモチーフは「宇宙船」。地方都市の川の中に忽然と現れる曲面を多用した建築物はシュールで、近くに寄れば石ノ森先生の作品の世界観を反映した「レトロフューチャー」な雰囲気が如実に感じられました。あと入る前から記念撮影に良さそうなスタチューや手形、展示物などが多数置かれており”映え”も意識しているのだろうか…なんて考えてしまいました。なんかもう玄関から「楽しそう感」が溢れています。




こちらは「仮面ライダードライブ」に登場した車「トライドロン」。設定にあるスペック的にはランボルギーニあたりと同じくらいでしょうか。なんかこう、ドバイ警察がランボルギーニをパトカーにしているみたいな感じ。








入ってすぐ左手にギャラリーショップがあったのですが、その見せ方がまた上手い!ガラスを挟んで外と中で一つのスタチューを見せたり、壁からスタチューが飛び出しているかのように見せたり、とベンチに座って仮面ライダーと一緒に記念撮影できたりと(マクドナルド方式のあれ)、随所に遊び心が感じられます。






ギャラリーショップで売られていたかわいい仮面ライダーのぬいぐるみ。頭と体の大きさのバランスといい、手足のコロンとしたフォルムといい絶妙!まあロングコートはケツがめくれがちで時計の針は折れがちなのはご愛敬。








こちらは1階に展示されていた、ジオラマアーティストの芳賀一洋さんによるトキワ荘のジオラマです。外観はもちろんのこと、展示では全てを見切ることができない屋内の細かな装飾まで作り込まれているのが凄い!しかもどの部屋に誰が入居していたかもちゃんと事実に基づいて作り込まれており、机の上にある原稿の絵柄まで異なるという凝りっぷり。これだけでもかなり見応えがありました。






館内は階段ではなく螺旋状の回廊を歩いて上の階へと移動する構造になっており、その壁もまたレトロフューチャーな宇宙船の雰囲気で作られていました。この丸い窓、無骨な鋲で止められた窓枠、今の宇宙船のデザインのセンスではない、あくまでもレトロなデザインで統一されています。実際これは窓ではなくただの装飾なのですが、そこに石ノ森先生の作品のパネルをはめ込んでいるのが良いですね。








「ショーン・タンの世界展」は2階の常設展示エリアの隣にて開催されていました。残念ながらこの入り口とそこに展示されていた石巻限定作品の折り鶴しか撮影できませんでしたが、鉛筆画、スケッチ、油彩、習作としてのコラージュ、参考資料の写真、さらに原画だけでなくショーン・タン氏がこれまでイラストレーターとして挿絵を担当してきた日本未発売の絵本や小説の展示、アトリエの再現、インタビュー映像、アカデミー短編アニメーション賞を受賞したアニメ版「ロスト・シング」の上映とバラエティに富んでおり、全ての展示を一周するのに2時間程費やしてしまいました。しかし一通り見るとまた最初から鑑賞したくなり、何だかんだ3時間以上居てしまいました。特に印象的だったのは、これまで出版されてこなかった、あくまでも個人作品としての小型の油絵。それは氏の住むオーストラリアの日常風景や、仕事で出向いた海外の風景を印象画のタッチで描いたものでしたが、絵の具をちょっと乗せているだけなのになぜか「これは車だ」と分かる、またちょっとぼかした描き方をしているだけなのに「これは雨の風景だ」と分かる、サッと走り描きしているのに「この女性はスカーフをかぶったイスラム教徒の女性だ」と分かるなど、シンプルなタッチなのに何を描いているかが如実に窺い知れるところに、氏の絵画の基本を忠実に押さえた技量が現れていると思いました。










んふんふ(なお、3階には北上川を見下ろせる展望カフェがあり、そこで「ショーン・タンの世界展」とのコラボメニューが提供されていたのでオーダーしてみました。「エリック」の交換留学生のエリックのスイーツと、「アライバル」の謎の生き物の3Dラテ。こうした”映える”コラボメニューは地方でも頻繁に見られるようになりましたね。私の実家の近所にある「横手市まんが美術館」のカフェでも常時やってるし。)

あとこの展望カフェは細部の装飾が何気に凝っていて、店内のみならず窓の外にも歴代仮面ライダーのフィギュアが固定されており、外の風景を撮影しようとすると必ず彼らが映り込むという仕組みになっていました。あと仮面ライダーたちに見つめられながら飲み食いもできるという…。










せっかくなので常設展示も見てきたのですが、想像していた美術館とはかなり趣が異なり、これはこれで非常に見ごたえがありました。普通、漫画美術館というと漫画家の生原稿やイラストが展示されているのかと想像しますが、ここは絵以上に造型物(プロップ)の展示がてんこ盛り。また無料・別料金で遊べるアトラクションもあり、純粋な美術館というより”アミューズメント型美術館”でした。やはりアニメ化、実写化され現在進行形で人気のある作品は強い!








ホビージャパンやS.M.Hで竹谷さんや韮沢さんのクリーチャーフィギュアにときめいていた世代の仮面ライダーと言えばやっぱりこれでしょう!明らかに他のシリーズとは異なる有機的なフォルムとディティール。たまらん!!




モーションセンサーを使ったアトラクション。入館料とは別に有料のプリペイドカードの購入が必要で、プリペイドカードは当館オリジナルデザインのため記念品にもなります。








それにしてもこの石ノ森漫画館、どこもかしこもド直球にレトロフューチャーで建物自体が眼福でした。順路の各所に人感センサーでキャラの声が聞こえるコーナーがありましたが、わざわざ伝声管を模したデザインにしていたり、ショッカーのアジトやサイボーグ009基地、キカイダーのカプセルも「昔のハイテクメカ」な謎装置だらけだったり。よく見りゃ元が何のパーツだったか分かるんですが、その「ガラクタ寄せ集め感」がまた良かったり。






個人的に一番良かったのはキカイダーの誕生シーンを再現したこの大型プロップ。一見ただの飾りのように見えるこのレバー、なんとちゃんと動いてスイッチになっており、上に引き上げると…






キカイダーが入っているカプセルの上部のストロボが点滅し、キカイダーの体の中に仕込まれていたLEDが発光しました!

…とまあこんな感じで、作品を鑑賞するというより触れて撮って動かせる展示が多く、子供だけでなく大人も楽しめる施設でした。今回の主な目的は「ショーン・タンの世界展」でしたが、思いがけず常設展示や建物自体も堪能できました。また面白そうな特別展が開催されたら再訪してみたいです。


ショーン・タンの世界 どこでもないどこかへ



アライバル



エリック



ロスト・シング



ロスト・シング DVDボックスセット

ワンフェスに出展してきました

秋田県横手市拠点の人気フィギュアブランド「美入野工房」さんにお誘いを頂き、ワンフェス2020冬に出展してきました!作品を購入して下さった皆様、およびブースにお立ち寄り頂いた皆様誠にありがとうございました。

開場時間直後の私のスペースはこんな感じでした。









美入野工房さんの準備が微に入り細に入り至れり尽くせりで、合同出展の看板および1組1組ごとの看板ペーパーまで用意して下さいました。本当にありがとうございます!

今回私は久々のワンフェス出展ということで、アクセサリーは少なめにしてスチームパンクとゾンビを中心としたラインナップにしましたが、思いのほか「ドール」が一大ジャンルと化しているようで、自分のドールを持って歩く来場者や出展者をたくさん見かけました。そして今回一番好評だった作品もドール用仮面で、開場から1時間くらいで新作のドール用仮面が次々と旅立っていきました。


んふんふ(こちらが合同看板。自分以外みんな凄い人ばかり)


んふんふ(今回はこんなドール用仮面を着けてモデルをしましたが、これも途中で売れてしまいました。ありがとうございます!)








こちらが「美入野工房」さんの新作フィギュア「マサムネ」。もう大人気で午前中に完売してしまいました。かわいいから女性にも人気だったし、甲冑だから外国人にもバカ受け。完売後も写真を撮影しに来る人が続出していました。これ青葉城のギャラリーショップで売ってもいけるんじゃないでしょうか。というか完成品で3500円は激安。どうですか仙台市役所?

基本的にワンフェスは模型やフィギュアのイベントなので、私のような雑多なオリジナル作品はサブジャンルも良いとこなのでぶっちゃけ先月のドールショウに比べたら全然忙しくはなかったのですが、その一方で大きなものや数千円の高価な作品もガンガン旅立っていき、午後にはこんな状態になりました。


やはり空間が空いてしまってなんだか寂しいですね。特に早めにスチームパンクな箱が売れてしまったのが大きい。あと仮面はタイからのお客さんの元へと旅立っていきました。今回は新型コロナウイルスのせいで中国系のお客さんは少なかったですが、代わりに東南アジアからのお客さんが多く、皆さんゾンビやら仮面やらを買って下さいました。それにしてもみんな英語ができる人達で良かった…。

ということで、他のイベントと同様に、やはり東京のイベントでは英語での接客は必須だなと実感しました。もう海外からのお客さんのおかげで大きめのかさばる作品も売れて、終了後に撤収作業をしたらスーツケースの体積が半分くらいになりました。

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