http://danceofdeath.go-th.net/eventreports/zaouittoubori蔵王 一刀彫展
本日、近所のギャラリー「専」にて「蔵王 一刀彫展」を鑑賞しました。
このギャラリーの前はたまに通るのですが、今日も仕事からの帰りにたまたま前の道を通り、その時にふと看板に気付いたのでした。まさに偶然の出会い。ということで気軽に入ってみたのですが…
ぐうかわ!
一刀彫は奈良の伝統的な彫刻技法だそうですが、作者さんは結婚を機に蔵王にお引越しされ、現在「蔵王 一刀彫」という名前で作品製作をされているとのこと。しかし伝統的な彫刻技法で現代的なデフォルメされらキャラクターを彫刻するその絶妙なバランスが素晴らしい!
このハシビロコウもかわいい。ペイントは日本画の画材を使用しているそうで、そのつや消しの質感も良いんですよね。日本画の画材は他の絵の具と比べて粒子が荒いためつや消しの質感になるのですが、それがまたキャラクターっぽいデザインに合っています。
もう本当にかわいい。塗装していない部分は経年により木の色が変化していくのですが、その過程もまた楽しめますね。特にティディベアなんて時間が経つごとに茶色いクマの雰囲気が出てくるでしょう。
雪だるまは冬限定の作品。手の部分の色が違いますが、勿論全部1点モノです。
なお、会場にはキャラクター的な作品だけでなく、雛飾りや五月の節句飾りの作品もありましたが、こちらも非常に見ごたえがあり、特に細かく描き込まれた「柄」が素晴らしかったです。こちらは兜飾りですが、見ての通り柴犬をモチーフにした兜飾りで、吹き替えしの柄も犬ならば、前立と紐の部分が何気に骨になっているのが細かいです。これ、普通の兜飾りではまずない表現で、まさに自由に形を作れる彫刻ならではの表現です。
展覧会は12月22日(日)まで開催されているので、興味のある方は是非見に行ってみて下さい。
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